『集団的自衛権』閣議決定容認に対する抗議声明

『集団的自衛権』閣議決定容認に対する抗議声明

自民・公明の与党は、7月1日、国民の大多数が反対する集団的自衛権容認を閣議決定しました。
歴代の自民党内閣が長い間否定してきた「集団的自衛権」を容認したことは、憲法9条をないがしろにした憲法違反の暴挙といえます。

国民の同意手続きをいっさい経ずしての憲法解釈変更は、主権者である国民に対する裏切りであり、さらに立憲主義の否定であり、かつ独裁的なフアッショです。一内閣が憲法解釈を180度変えるならば今後歯止めがなくなります。そして、日本は戦争国家への道を転がり落ちて行くことになるでしょう。

周辺事態の紛争についても、戦争にさせない「話し合い」による解決が憲法前文と9条に沿う道で、集団的自衛権を容認することによって、アメリカをはじめとする同盟国の戦争に巻き込まれ、国民にふたたび血を流させることになり、若者を再度戦争に駆立てることになります。

また、公明党は平和の党として自民党の暴走に対するブレーキ役と言ってきましたが、いまや憲法破壊、戦争する国づくりに加担する党に下落したといえます。

私たち図書館九条の会は、平和の時代の中でしか図書館は発展しないという戦前からの教訓を守って、自民・公明与党の暴挙に強く抗議し、主権在民の日本国憲法を掲げてさらにたたかって行くことを表明いたします。

2014年7月14日
図書館九条の会 世話人会